ドアクローザー修理もしくは交換を。



先日、鍵交換をさせていただいたお客様のお宅のドア


初めて開けた時、「あれ？」と違和感

ドアの開き方が少ない

別に入れるから、問題ないと言えばそうなんだけど・・・・・


せっかく鍵交換のためにドアを触らせていただくのですから、

他のところも必要なら修理するべきではと、問題点を探すことに。



ドアの開閉での不具合で見るところは

①蝶番

ドアの開閉の支点になってるところ


蝶番のネジがゆるんでいることがあります


蝶番オッケー

②ドアの傾き

ドアは結構重いので年数経ってくると重みで傾いてくることがあります


蝶番の変形やロットの摩耗が考えられます


③ドアクローザーの故障


ドアクローザーは油圧でコントロールされていて、故障すると油漏れして
スムーズに動かなくなる事があります。

ドアクローザーの油漏れでまず問題になるのは、油が床に落ちてきます


それをほっとくと動きもおかしくなっていきます


今回は①②は問題なし

③のドアクローザーの油漏れもありません


でも見た目がなんかおかしい・・・・


うーん、なんだろう

そーいえば
このアーム、こんな曲がってたかな？


ここの固定プレートもなんか浮いてるし。



あっ！わかった


ドアの枠側の固定プレートが表裏反対についています。

それでアームが曲がっちゃってるんだ！


前の所有者が一度分解しで取り付ける時間違ったんでしょうか。

ドアの内側に後付けの網戸の折り畳み引き戸がついているから、業者の人が間違ったのか。

(いやいや、業者が間違えることはないでしょう)


何にせよ、このままでは良くない

お客様に伝えて修理してもいいかお聞きします


お客様
「あれ！ほんまや！何やこれ」
(大阪弁)


「直せるんやったらおねがいしますわ」



はい！ありがとうございます



こんなに曲がってるアームは初めて見ます
鉄は一度曲がると元に戻したように見えて内部は劣化しています

繰り返し曲げたり伸ばしたりして針金は切りますよね


曲がる方向への力は前より弱くなっていますが
ドアクローザーのアームは押したり引いたりする力がかかるところです。

まっすぐ伸ばせたら充分使えるはずです。

まず

ドアに付けたままでは10ミリの太さのアームの曲がりは直りません

ドアからアームをドアから外します。


枠側の固定から外すと、油圧でアームに力がかかってるので、危険です


アームのつなぎ目のところから外して次に枠側のポルトを外します。


これは万力等しっかりした土台が必要

車載してるので、車のところで作業します。


無事まっすぐになりました


そして枠側のプレートを正しく取り付けると


スムーズに動きました


ドアの開きも大きくなりました。




今回、ペテロのように違和感を感じる者がドアに触れることで
問題点に気が付き修理することができました。


前の所有者がここに住み続けられていたら、このまま使われていたかもしれません。

ずっと使い続けておられると、違和感に気がつかないことが多いです。


「なんかおかしい」


と少しでも思われましたら、お気軽にご相談ください

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