合鍵のご依頼

玄関用の子鍵のコピーです

写真は同じタイプの鍵です

写真は本物の鍵ですが、今日持ってこられたのは

コピーされた鍵です


コピーされた鍵は本物と比べると精度が落ちます

0.1〜0.2ミリぐらい誤差があります

本物の鍵でも公開されている規格ぴったりというわけでは無く、
基準値から±0.1程度誤差があります。

例えば段差0.5ミリのギザギザの段差があったとします。
鍵穴のピンは0.4〜0.6の段差でスムーズに動くます。

この本物キーが段差0.6で作られていたとします。

スムーズに鍵は回りますよね。


この鍵をコピーすると

0.6±0.2の誤差のコピーの鍵ができます。

つまり0.4〜0.8の合鍵ができることになります

どちらの段差でもこの合鍵はスムーズに動くと思います。


でもこの合鍵、複製したものを更に複製しようとすればどうなるか？

0.8ミリ段差の鍵をコピーするわけですから

0.8±0.2

1ミリ段差の合鍵が出来ることになります

そうするとこの合鍵は使えません。


複製の更に複製はこうなります。


今日お持ちいただいた子鍵は複製。

ただの複製だとうまく鍵が回らない可能性大です。


そこでペテロが複製する方法は


まずデジタルノギスで合鍵の段差を計測します。

本物キー(写真のような)が有ればそれの鍵段差を計測します
本物キーの段差が最も正規段差に近いからです。


それを比べて正規段差に近いならそれに修正します。

今回、ゴール製のピンシリンダーの子鍵の複製。


本物キーの段差と誤差範囲内で複製されていました。

そこで複製のカットの際、少し少なめにカットし、計測しながら深さを追い込むことにしました。


そうすると誤差範囲内で合鍵を作ることができます


ただデジタルノギスでの計測ですから0.1ミリ以下の計測値は表示されていても
正しいかどうか不安はあります

0.1ミリ以下はマイクロメーターでないと難しいのです。

残念ながらマイクロメーターはまだ持っていません。


今のところ、このデジタルノギスでの計測で間違いなく合鍵が作成できているので
問題ないと考えています。


合鍵はホームセンターなどでやってくれます

安価ですが、実は難しい作業です

ペテロのように計測しながらというには時間がかかります

計測しててもうまく回らないこともあります


現地で複製するなら鍵がちゃんと回るか確認しながら合鍵作成できるので問題ないのですが

そういうわけにもいきません。


ですからできるだけ正確に合鍵作成できるように段差測定します


その分お客様には少し待っていただきますので

ご迷惑をおかけします。

今回はできましたらお電話しますということで一度離れていただきました
(その間、しっかりとお預かりした鍵は保管させていただきます)


合鍵作成1本ずつ丁寧に作らせていただきます




主な出張可能地域
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その他、他社が今は行けない！と断られた場所でも

ペテロは行けます