金庫が開かない 京都の鍵屋ペテロならこうします
2019年11月14日
category:実績
京都の鍵屋ペテロです。今日もブログにきてくださりありがとうございます
今日の記事は「金庫が開かない」です。
とある施設の方から
金庫が開かなくなりました。修理に来てください
とのご依頼
え?金庫が開かないんですよね?
でも修理に来てくれって?
ここは「開けてくれ」なのでは?
修理=開けるという意味?かな??
お客様が修理のご希望なら修理します!
開ける=修理
といわれるなら
OK!
「修理」しましょー
と、心で思いつつ・・・・
現地に到着すると、金庫は開いていました。
初めは開かなかったそうですが、何度かトライしているうちに
とりあえずは開いたそうです。
(そのスキル、鍵屋ペテロもほしいっす)
でも次どうなるかわからないから
修理できるなら修理してほしいとのこと
金庫を見せてもらうと
縦が120センチぐらいの大きめの金庫で
ダイヤルは百万変換ダイヤルが付いています
レバーハンドルを握ったとき、
もしかして?と思いました
それはなにかといいますと、
レバーハンドルがぐらぐらだったのです。
つまり、固定しているボルトのほとんどがゆるんでいたのです。
レバーハンドル、ぐらぐら
シリンダー、ぐらぐら
ダイヤル、ぐらぐら
ネジゆるみはよくあることですが、
ここまで多くのネジがゆるんでるのは初めてです。
ネジがゆるんだまま、使い続けて内部のカムやプレートが変形して
その変形したカムとかが、また別の場所にこするようになって
とうとうダイヤルが回らなくなったようです。
扉を開けて、内側の鉄板を外して、
各ネジやナットの増す締めを行いました。
かなり元通り動作するようになってきました。
でも最後のナットを締めると
レバーハンドルが固くて動きにくくなってしまいます。
原因はナットで固定しているプレートが変形し、
ナットを固定することでプレートの変形で本体に擦れてしまうからでした。
ナットを少しゆるめておくと、スムーズに動きます。
しかし、ゆるめたままだと、すぐにハンドルがぐらぐらになってまた動かなく恐れがあります。
いや!絶対故障する
そこで鍵屋ペテロはナットをボルトに固定するために
ナットがゆるだままでもそれ以上ゆるまない(締まらない)ように
ナットにネジ穴を加工して作って、ナット自体を固定することにしました。
この絵ではわかりにくなぁ
でも写真は撮れませんのでこの絵でご勘弁ください
このことでかなりスムーズに動作するようになりました。
でもしばらくネジゆるみのまま使っておられたので、
プレート部分はかなり傷んでいます
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会
のホームページによると
金庫の耐用年数は20年と記載されています。
なぜ20年かというと、
耐火性能が下がるそうです。
この金庫の使用年数をお聞きすると、20年前にはあったとのこと。
次、調子悪くなったら金庫の交換も考えたほうがいいかもしれません。
金庫の不調や開錠のことなら
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